
「香水って興味あるけど、どれを選べばいいかわからない…」「つけすぎたら浮かないかな?」
大学生活が始まり、ファッションやメイクに加えて、香水にも興味を持つ大学生は多いのではないでしょうか。香水は、ただ良い香りをまとうだけでなく、あなたの印象をガラリと変え、個性を表現する素晴らしいツールになります。
この記事では、香水に初めて挑戦する大学生のために、香水の基本から、自分にぴったりの香りを見つける方法、そしてTPOに合わせたスマートな使い方までを徹底解説します。香水で新しい自分を発見し、大学生活をもっと輝かせましょう!
知っておきたい香水のキホン
まずは、香水を選ぶ前に知っておきたい基本的な知識からご紹介します。
香りの種類(ノート):時間の経過とともに変化する香り
香水は、つけた瞬間から時間が経つにつれて香りが変化していきます。この香りの変化を「ノート」と呼び、主に3段階に分けられます。
トップノート(Top Note):
つけた瞬間に香る、一番最初の香りです。シトラス系やハーブ系など、軽やかで揮発性の高い香料が使われることが多く、約5~15分程度で消えていきます。香水の第一印象を決める香りです。
ミドルノート(Middle Note):
トップノートが消えた後に香る、香水の「核」となる香りです。フローラル系やフルーティー系など、その香水の個性を表現する香料が使われます。約30分~2時間程度持続し、香水本来の香りが楽しめます。
ラストノート(Last Note):
ミドルノートが薄れた後に残る、香水の「余韻」となる香りです。ウッディ系やムスク系、アンバー系など、重厚で持続性の高い香料が使われます。数時間から半日以上持続することもあり、その人の肌の香りと混じり合い、独自の香りになります。
香りのタイプ:どんな香りが好き?
香水には様々な香りの系統があります。自分の好みに合うタイプを見つける参考にしてみてください。
シトラス系: レモン、オレンジ、ベルガモットなど柑橘系の香りで、爽やかでフレッシュな印象。気分をリフレッシュしたい時や、夏にぴったりです。
フローラル系: バラ、ジャスミン、ミュゲなど、花々をイメージさせる華やかで優雅な香り。女性らしい柔らかい印象を与えます。
フルーティー系: リンゴ、ピーチ、ベリーなど、果実の甘くみずみずしい香り。若々しく可愛らしい印象を与えます。
ウッディ系: サンダルウッド、シダーウッドなど、樹木や森を思わせる落ち着いた香り。知的で落ち着いた印象を与えたい時に。
オリエンタル系: バニラ、スパイス、ムスクなど、エキゾチックで深みのある香り。個性的で大人っぽい印象を与えます。
石鹸・シャボン系: まるで石鹸で洗ったばかりのような清潔感のある香り。万人受けしやすく、普段使いにも最適です。
香水の濃度と持続時間:どれを選ぶべき?
香水は、含まれる香料の濃度によって呼び名と持続時間が異なります。大学生には、普段使いしやすい「オードトワレ」や「オードパルファム」がおすすめです。
パルファム (Parfum):
香料濃度15~30%程度。持続時間5~7時間。最も濃度が高く、少量でも長く香ります。価格も高め。
オードパルファム (Eau de Parfum / EDP):
香料濃度10~15%程度。持続時間5時間前後。パルファムに次いで濃度が高く、しっかり香りをまといたい時に。
オードトワレ (Eau de Toilette / EDT):
香料濃度5~10%程度。持続時間3~4時間。香りがきつすぎず、普段使いしやすいタイプ。大学生に最も人気があります。
オーデコロン (Eau de Cologne / EDC):
香料濃度2~5%程度。持続時間1~2時間。最も濃度が低く、ライトな香り立ち。気分転換やリフレッシュしたい時に。
大学生が失敗しない香水選びのコツ
いざ香水を選ぼうと思っても、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。ここでは、自分にぴったりの香水を見つけるためのヒントをご紹介します。
自分に合う香りを見つけるヒント
普段の服装やライフスタイルに合わせる:
カジュアルな服装が多いなら爽やかな香り、きれいめな服装が好きなら少し大人っぽい香りなど、普段の自分に馴染む香りを選ぶと失敗が少ないです。
「なりたい自分」をイメージする:
「清潔感のある人だと思われたい」「おしゃれで個性的な印象を与えたい」「大人っぽく見られたい」など、香水でどんな自分を演出したいかを考えてみましょう。そこから香りのタイプを絞り込むことができます。
口コミやレビューを参考にする:
オンラインストアや香水専門サイトの口コミは、実際に使用した人の感想が書かれているので参考になります。特に「どんなシーンで使っているか」「香りの持続時間」「どんな印象を与えそうか」といった情報は要チェックです。
試着の仕方と注意点
香水は、実際に自分の肌につけて試すことがとても重要です。
ムエット(試香紙)で試す:
まずはムエットに吹きかけて、トップノートの香りを確認します。気になる香りがいくつかあれば、ムエットに香水名などをメモしておくと良いでしょう。
肌につけて試す:
ムエットで気に入った香りがあれば、次に手首の内側など、体温が高く脈打つ場所に少量吹きかけてみましょう。香水は体温や肌のphによって香りが変化するため、実際に肌につけてラストノートまで確認することが大切です。
一度に試すのは2~3種類まで:
嗅覚が麻痺してしまうので、一度にたくさんの香りを試すのは避けましょう。数種類に絞り、時間を置いて香りの変化を確認するのがおすすめです。
時間を置いて最終判断:
香水はラストノートまで香りが変化するので、つけた直後だけでなく、数時間後の香りも確認してから購入を検討しましょう。デパートや香水専門店で試して、一度お店を出てから考えるのも良い方法です。
予算と選び方
大学生でも手に入れやすいプチプラ香水から、少し頑張って買いたいブランド香水まで様々です。
プチプラ香水:
ドラッグストアやバラエティショップで手軽に購入でき、2,000円~5,000円程度で購入できるものが多いです。気軽に試したい方や、気分に合わせていくつか揃えたい方におすすめ。
ブランド香水:
デパートやブランドの公式オンラインストアなどで購入でき、5,000円~1万円以上するものが多いです。少し高価ですが、ボトルデザインも美しく、香りのバリエーションも豊富です。
TPOに合わせて使いこなす香水術
香水は、つける場所や量、そしてシーンによって使い分けるのがスマートです。
香りのタイプ: シトラス系、石鹸・シャボン系、軽めのフローラル系などが良いでしょう。
つける量: 1~2プッシュ程度に抑え、ほのかに香る程度が理想です。
つける場所: 膝裏や足首など、下半身につけると、香りが下から上に立ち上り、ふんわりと香ります。
デートや特別な日:印象に残る香りを
デートや、少しおしゃれをして出かける特別な日には、普段よりも少し大人っぽい、印象に残る香りをまとってみましょう。
香りのタイプ: フローラル系、フルーティー系、軽めのウッディ系など、少し甘さや深みのある香りがおすすめです。
つける量: 2~3プッシュ程度で、首筋や手首など、上半身の脈打つ場所につけると、香りがより感じられます。
注意点: 密室になる場所(映画館や車内など)では、つけすぎると相手の迷惑になることもあるので注意しましょう。
アルバイトや就活:香水NGの場所も!
飲食店や医療機関など、香水がNGとされているアルバイト先もあります。事前に確認し、もしつける場合はごく控えめにしましょう。就職活動の場では、香水はつけないのが基本マナーです。清潔感のある無香料の制汗剤などを使用するに留めましょう。
香水の正しいつけ方と長持ちさせる秘訣
せっかくお気に入りの香水を見つけたら、正しくつけて香りを最大限に楽しみましょう。
つける場所
香水は体温が高い場所や、脈打つ場所につけると香りが広がりやすくなります。
手首の内側: 最も一般的な場所。擦り合わせると香りが飛んでしまうので、軽く叩くように馴染ませましょう。
耳の後ろ: 髪をかき上げた時などにふんわり香ります。
首筋: 体温が高く、香りが広がりやすい場所です。
ひざ裏、足首: 香りは下から上に立ち上る性質があるので、ほのかに香らせたい時に効果的です。
※避けるべき場所
脇の下: 汗と混じり、不快な臭いになる可能性があります。
顔の近く: 香りが強すぎたり、肌への刺激になることがあります。
衣類: シミになったり、香りが変質したりする可能性があります。特にシルクなどのデリケートな素材には注意が必要です。
つけすぎに注意!「ほのかに香る」が理想
香水をつける上で最も大切なのは「つけすぎない」ことです。自分では香りに慣れてしまってわからなくても、周りの人は強く感じていることがあります。
「香害」にならないように: 周囲の人への配慮も忘れずに。特に公共の場や密閉された空間では、香りがきつすぎないように注意が必要です。
香水の保管方法
香水はデリケートなので、保管方法にも気を配りましょう。
直射日光を避ける: 香りの変質や劣化の原因になります。
高温多湿を避ける: 冷暗所での保管が理想です。バスルームなど湿気の多い場所は避けましょう。
蓋をしっかり閉める: 香りが飛んでしまうのを防ぎます。
おわりに:香水で新しい自分を発見しよう!
香水は、あなたの魅力を引き出し、自信を与えてくれる魔法のアイテムです。様々な香りを試して、自分にぴったりの「運命の香り」を見つける過程も、香水の大きな楽しみの一つです。
この記事を参考に、ぜひ香水の世界に一歩踏み出してみてください。香水が、あなたの大学生活をより豊かで魅力的なものにしてくれるはずです!
